2008年 1版




           
            
5.テンペエキス
 本品は、蒸煮大豆をテンペ菌(リゾープスかび菌)による発酵処理後、熱湯抽出により分子量1000〜3000のオリゴペプチドを得てこれを粉末化した、インドネシア伝統食品テンペのエキス末です。
テンペはインドネシアの伝統大豆発酵食品で、国連FAO(食糧農業委員会)は大豆食品中最も生理活性の高い食品として、納豆以上の評価を与えています。
テンペは強い異臭が問題ですが、本製品は効果的な脱臭法により無臭化しています。 
 テンペには抗生物質的な作用があり消化系の病原菌殺菌効果と同時に整腸作用、さらに発ガンや老化の予防効果がみられます。
発ガンや老化に深く関係する過酸化脂質・活性酸素消去機能は元来大豆中にはないところから、テンペ発酵過程で生成する 6,7,4´・トリヒドロキシイソフラボン(Factor 2)を代表とする各種抗酸化物質の相乗作用によりテンペの薬理作用が生ずるものと理解されます。
Factor 2とその誘動体には、血圧低下、痛み・炎症・アレルギー抑制作用・浮腫治療効果が確認されています。
テンペにはまたコレステロール減少促進・眼精疲労予防効果も認められています。テンペはイソフラボンを多く含み、これは最近の研究により女性ホルモン(エストローゲン)類縁物質であることが判り、女性の老化防止・内面美容効果に多大な効果が期待されています。 
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